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トレンドのウルフヘアーにしたら絶望!【フィクション】を追いかけちゃダメ!

こんにちは。アングラ美容師 勇太です。

香川県高松市で美容師として活動しています。

『フィクションヘアー』と『ナチュラルヘアー』の2つの独自の視点を持ち、ライフスタイルに合った髪型を提案しています。

ご予約はこちらから↓↓

https://www.instagram.com/yuta_hair_adlib/?hl=ja


今日は、フィクションヘアーとナチュラルへアーの違いを、実例とともにご紹介します。

最近インスタとかでよく見る新タイプのウルフヘアー的なやつですね。

こんなやーつ↓

流行ってますねー、ウルフヘアー

デザイン性あるし、カッコよくしてもよし!可愛くしてもよし!

アレンジ次第で両方楽しめますね♪

ただし完全な『フィクションヘアー』ということを忘れずに。

ウルフとは、セットありきのヘアスタイル

昔に流行ったウルフもそうですけど、あれむちゃくちゃセット大事

てかスタイリングありきの髪型です。

スタイリングするためにカットしていると言っても過言ではありません

スタイリングしないと、ただの毛先ペラペラで傷んだ髪にしか見えないです

そしてウルフの特有の『くびれ』

これを再現するのは超難しいです

まずどんなに綺麗に切っても、くびれる骨格してないとただのハネになります

アイロンしても角度が左右ズレると寝癖にしか見えません

毛量多すぎの人と、くせっ毛の人と、首短い人はまず再現不可能です 。というか向いてない←

え、じゃあウルフできる人限られるやん!

そうです限られます

まぁごちゃごちゃ言ってても伝わりにくいので、実際にウルフヘアーにして、後悔してしまった実例を見ていきましょう。

施術例

Before

3日前に他店でウルフ(レイヤーもどき)にして盛大に失敗

再起不能でお手上げ状態

hair data

・頭の形→後頭部ペタンコでハチはり

・髪の癖→かなりくせっ毛

・髪の硬さ→硬毛で水分少なめ

・髪の量→かなり多目

 

現状

・すかれまくって毛先スカスカ

・クセが余計にはねてる状態

・根元爆発

これを失敗と呼ばずになんというのか…

ちなみにカットされた当日の仕上げはゴリゴリにアイロンして、ちゃんとウルフヘアーになってたそうなw

after

まず余計なペラペラな毛先を切り落とし、膨らむ場所とへんな癖が出るところは徹底的に取り除きました。

ハネはこの長さではどうしても出るのであえてハネてもいけるくらいまで切りました。

アイロンは苦手で使えないとのことで普通に乾かしてトリートメント馴染ませて終わり

全く映えるスタイルにはなりませんけど明らかにコンパクトになったし、これなら自分で再現できそうですね。  まず変じゃないし。笑

しかし、現状で長さが足りないところが多々あったので、1回のカットでは直りません

応急処置的な意味合いではアリだと思いますが、またひと月経てばまた膨らんできます。

それもそのはず、この髪質でここまで切り込んだらそうなるのは当然だからです。

しかし、少し切ってどうにかなる代物でもありません

現状で足りない部分の長さを伸ばしつつ、時間をかけて全体を少しずつ調節してゆく、という判断に至りました。

髪質に逆らったヘアスタイルにするな

骨格と髪質に逆らったカットしたらこうなりますよ、という典型的な例かと。

だからこそカウンセリングはしっかりして、普段どんなスタイリングして朝どれだけ時間を掛けているのかを知って、その上で再現できるデザインの提案が大事なんです。

髪質の見極めもそう

ライフスタイルに沿った提案をするってのはそういう事です。

美容師はデザイン作れるのは当たり前、しかしそれをお客さんが再現できなければそれはもうデザインではありません。

(´・ω・)†アーメン

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