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美容室での主な失敗は〇〇が原因である【永久保存版】

こんにちは。香川県高松市常磐町でフリーランス美容師として活動している勇太です。

瓦町駅から徒歩2分の「hair adlib」という美容室に現在所属しています。

『フィクションヘアー』と『ナチュラルヘアー』の2つの独自の視点を持ち、ライフスタイルに合った髪型を提案しています。

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少しイキったタイトルにしてますが、今回は美容室選びでの最も重要な部分】といっても過言ではありません

 

全国に美容室は約20万件、美容師人口は50万人とも言われています(美容室の数は全国の信号機の数とほぼ同じだったような)

その中で『美容室の失敗談』というものはググれば山ほどでてきます

僕はまとめニュース的なものを結構見るんですが、ちょくちょく【髪型失敗された!】みたいな記事も見かけるし、知恵袋なんかでも上手い美容師に出会ったことがない、とまで書かれてます(笑)

最近で言うと、TikTokというアプリで美容室で失敗された髪型を晒す、という動画がバズりまくってるらしいですね(苦笑)

お客さんと美容師、どっちにもマイナスに働くと思うんですが、まぁバズるってことはそれだけ人々の関心があるのでしょう( ゚σω゚)シランケド

僕も新規のお客さんの修正は山ほどやっておりますが、毎度のこと【どんな感じで髪型の注文をされましたか?】って聞いてます

新規の方は実際に失敗したり、他の美容室がしっくりこなくて僕のところに来てくれてる方が大半なので、現状の髪型が気に入っていない、という部分は共通しています

ということは、ヘアスタイルが【希望通りになっていない】ということでもあります

希望通りにならない理由として大きく2つあげると

・美容師と意思疎通ができていない

・ただ単に下手くそ

この2点に集約されます

ひとつ目の【美容師との意思疎通ができていない】という部分はまさに致命的です

この部分を解消するべく、存在するのが【カウンセリング】というものです

カウンセリングという言葉は馴染みがあると思いますが、美容師にとってこのカウンセリングというものは技術以上に大事だったりします

というか僕はこの部分で全てが決まる、ていうくらい必須なものと思ってます。

今回はその美容師にとって命とも言える【カウンセリング】について話していきます

2つ目の理由の【ただ単に下手くそ】はもはや論外なので、省きます(笑)

美容室での主な失敗はカウンセリングが原因である

来店して着席して、髪の毛に触れる前に『今日はこれからどうするか?』という概ねを決めていてく工程をカウンセリングといいます(打ち合わせみたいなもんです)

美容師のカウンセリングというものはお客さんへのファーストタッチの部分になりますし、ここでちゃんと意思疎通ができていないと、どんな技術を持ってしても失敗に終わります美容師の印象もここで決まる)

逆にお客さんと意思疎通ができていれば、満足のいく髪型に近づくということですね。

ここで【カウンセリング】とは具体的にどういうものなのか、というのを3項目に分けてみます

ゴール(目的)を共有する

美容室に来店する際、あらかじめ何をやるか(ヘアメニュー)は決まっていますよね

カラーカットであれば、どう切るか、どう染めるか、美容師側はあれやこれやとドヤ顔で技術を駆使してきます

しかし、それらは目的の手段であり、あくまでお客さんの目的は【こうなりたい】だけです

例えば『これから髪を伸ばしていきたい、けど髪の量は梳きたい』という場合、

・最終的にどのような長さまで伸ばしたいのか

・全体を重く見せたいのか、軽く見せたいのか

・毛先は重めがいいのか、軽めがいいのか

・段を入れたいのか、入れたくないのか

・顔まわりや前髪は切るのか、残すのか

など、ただ髪を伸ばしていくだけでもそのゴール(目的)によって、施術内容は大きく変わってきます(さらにカラーなども加わる)

段を入れずに伸ばしていきたい人に、『軽く見えるから、段を入れときました!キリッ』なんてブチギレ案件ですよ、こんなん(笑)

段を入れなければならない理由を説明して、お互い納得のうえならば話は別ですが、『勝手に段を入れられたんです、何とかなりませんか…』

こういう事がフツーにあります(苦笑)

なので、お客さんが【これからどうなりたいのか】をこちらがきちんと把握して、それに向かって的確な施術、提案をしていかなければなりません

『今回はこういう理由でここまで軽くしました。次回はここがこうなってくるので、この部分をこうしていきましょう。 そうするとストレスなく伸ばせて行けます。』

という説明くらいは最低限必要です。

毎回の施術も大事ですが、ひとつの大きな計画を立てるつもりで、お客さんと向き合うことが大切です

普通にカットしてカラーしてお仕上げ、それはただの作業ゲーです

好きと嫌い、悩みを知る

ゴールを共有したら、自ずとお客さんの好みも悩みもわかってきます

リピートのお客さんの好みは把握していますが、はじめましてのお客さんであればここを知らないことには話になりません

極端な話、『前髪ぱっつんは嫌いです』って人にぱっつんにしたら結果はお察し

いやいや、『ぱっつんが嫌いです』って人にぱっつんにする美容師なんていないでしょ!って思った方、

これもフツーにありますからね

そりゃ美容室難民にもなるだろって話です(苦笑)

髪型の好みは人によって様々なので、こちらが好みを把握したうえで、髪質に逆らわないようにさえすればいいだけの話です

好き嫌いも特になく、『ゆうたさんに完全にお任せしたいです!』って人には僕の好みを押し付けてますけど(笑)(もちろん信頼関係は築いてます)

悩みを知るというのは、お客さんが抱えている髪の悩みのことです

誰しも必ず【髪の悩み】を持っています

それを解決してくれる美容師を探しているわけで、イキったカット技法や、キラキラネームカラーをしたところで、【悩み】を解決できなければそれはただの美容師の自己満です

【悩み】を解決するにはキラキラネームカラーが必要でした←ならわかりますけど

まぁ技術的に解決できる悩みであれば、技術で解決すればいいだけですからね

しかし、技術では不可能な悩み(髪質的な問題等)であれば、なぜそうなってしまうのか、なぜ技術では解決できないのか、などの説明も必要です

完全に解決しなくても、悩みを緩和する代案は必ず存在しますし、提案しなければなりません

代案をいくつか用意して、お客さんに選んでもらうくらいがいいですね

自分の髪質、現状を知ってもらう

目的と悩み、好みなどを把握すれば、あと施術をするだけです

しかし、元になる【素材】がそれらとうまく連動していないといけません

素材とは髪質や髪の現状(ダメージ等)のことです

長さが足りない、過度なダメージ、髪質が向いていない、などの理由で目的の髪型ができないことがあります

【髪質に逆らわない施術】が僕のモットーです

そこに無理をして施術をすると、失敗に繋がったり、自分でヘアスタイルを再現できなくなります

まずお客さんのほとんどが自分の髪質を理解していません

なぜなら、そんな説明を美容師から受けたことがないからです

例えば

『はねやすい髪なんで、カットで収まりよくしてください』と、美容師に注文したとします

意気揚々とカットをして内巻きにする(スタイリング込み)

翌朝見事にはねている

『カットで収まってない!あの美容師も下手!また美容室変えなきゃ…』

てなるんですよ。

当然、カットで収まる髪質とそうでない髪質がありますから、その人が【カットで収まらない髪質】だったか、美容師が下手すぎかのどっちかです

しかもプロがゴリゴリにスタイリングすれば、どんな髪質でもだいたいは映えるんですよ

結局その日だけやけど(苦笑)

下手くそな場合は置いといて、この場合はお客さん自身が自分の髪質を理解していないから、という理由も大きいです

なぜならその人は『カットで髪が収まる』と思っているからです

そうなると、どんな美容室に行ってもしっくり来ることもありませんから、一生美容室難民になります

なぜカットでは収まらないのか、というのを理解してもらい、それらを解決する方法はこうです。という説明が必要です

それでお客さんはようやく自分の髪質を理解できるし、こちらの提案も快く受け入れてくれるようになります

自身が髪質を理解すると、自ずと似合う似合わないもわかってきますし、まず変な髪型になることが無いんですからもう安心ですよね

それくらい自身の髪質を理解してもらう、今の髪の状態を知ってもらう、というのは大切なことなんです

トレンドヘアーや顔型診断とかもいいですけど、まず自身の髪質を理解してないと結局なんだかなぁーっ、て感じになりますよ

カウンセリングも立派な施術

美容室は人対人の仕事です

会ったことも、話したこともない人に自分の髪の毛を任すわけですから、不安にもなります

そこをきちんとしたプロの目線で、正確に伝えることができればお客さんも信頼してくれるし、失敗のリスクも下がります

そのために【カウンセリング】は存在するし、そもそも人は言葉で伝えないと伝わりません

プロなんだから『言わなくてもわかるでしょ?』て言われても、『いやわかるわけねーよ』って感じです

初対面の料理人に『料理人なんだから、私の好きな食べ物わかるでしょ?』って言ってるのと同じです(苦笑)

なので僕は少しでも気になるところがあれば全部聞くし、なんせ自分が納得するまで施術に入りません

『言われた通りにするのがプロだ』、とか『お客様のしぐさで察するのがプロだ』、とかあーだこーだ言いますけど、もっかいプロフェッショナルの定義見直せって感じです(笑)

聞かなくて、言わなくて伝わるんだったらわけねーんですよ。

 

今回は大きく3項目に分けましたが、この3項目に何ひとつ無駄なやり取りなんてないし、どれかひとつでも欠けていたら失敗へと繋がります

膨大な知識と、言葉で伝える力、相手が伝えようとしてる真意を見抜く力、それらを得てようやく【カウンセリング】と言えるものになります

そこに接客や人柄というものが乗って【美容師の個性】として活きるわけです。

ここまで長い文を読んでくれたマニアックな皆さんであれば、僕がどういう人間かもある程度わかると思うし(笑)

ということで、今回は僕が最も大事にしている【カウンセリング】という技術をまとめてみました

目に見えない施術ではありますが、美容師にとってこのカウンセリングは絶対に欠かせない技術のひとつです

 

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