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美容室にこれにしてくださいって画像見せて失敗した人 原因はこれです。

こんにちは。香川県高松市鍛冶屋町、瓦町駅から徒歩10分の「hair salon L’am」で、美容師として活動している勇太です。

『フィクションヘアー』と『ナチュラルヘアー』の2つの独自の視点を持ち、ライフスタイルに合った髪型を提案しています。

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今回も美容室あるあるネタです。

最近スレッズとかxでよくこんな投稿を見かけます

『これにしてって頼んだのにこれになりました…明日からどうしよう、、』 

『まったく画像通りにならかったんだけどあの美容師下手すぎる!

てな感じで、やりたかったであろうスタイル写真と自分が施術された後の写真の2枚を載せていて、阿鼻叫喚してる人が続出しております。

その投稿のコメントには『お金まで払って可哀想』やら『その美容師免許もってんの?』とか

最悪お店と担当した美容師まで吊し上げられてるケースもあります。笑

おーおー、SNSこわーて感じで見てるんですけど、コメントにプロなのになんでこの程度ができないの?という疑問が飛び交っているので、なぜ画像通りにならないのかということを現役の美容師が独断と偏見でみなさまにお伝えしようと思います。

特に行きつけの美容室決まってない人、画像通りにならなくて阿鼻叫喚のお方は絶対読んだほうがいい記事となっておりますので、是非最後までお付き合いください。

画像を見せる危険性

行きつけの美容室、もしくは初めていく美容室でもいいのですが、なりたい写真(今は画像)を見せるっていうのは実は結構危険なことなんです。

何いってんの?そんなの普通じゃね?とか、口下手で説明できないから画像見せた方が早くね?とか思いますよね?

そうなんです。それ全然普通だし、当店にも画像を見せてくれるお客様も多数います。

と言うかそれが悪いってことでは全くありません。寧ろイメージが簡単に共有できて僕ら美容師も大変助かるんです。

じゃあ何が危険なのかってことなんですけど、見せた画像とそっくりそのまま仕上がるって思い込んでいる完璧主義のお客様が多数いると言うことです。(美容師もできるって思ってるかもしれませんw)

それこそ思い通りに行かなかったらSNSで晒されたり、返金問題にもなってきますからね

これはお客様と美容師、双方にとって1ミリもいいことないんで、今回はそんな失敗が起きないようにお客様自身が失敗を回避できる術をお伝えしていきます。

画像の通りにならない原因2パターン

その①

この問題は美容師とお客様に圧倒的なズレが存在します。

例えばカットでこうなりたいって画像を見せたお客様は素人なのでカットでこうなるって思っています。

ですが、髪というものはカットではどうにもならんよって部分がいくつもあります

・クセのありなし

・髪の太さ、固さ

・生え方、生え際

・頭と顔の大きさと形

・普段のスタイリングの仕方と手入れ

ザッとあげてもこれだけ人によって違いがあります。詳しくあげるとこの倍以上ありますからね(身体のスタイルは抜きにして)

これを写真通りカットだけで似せるのはまぁー、至難の業です

物理法則を変えれる能力持ってないと無理です笑

髪型もそうですが、同じくらいヘアカラーにもこの問題が当てはまります

カラーこそ履歴や薬剤問題も含まれてくるのでよりややこしいです

最近はハイトーンカラーも流行ってるのでカラー問題の方が顕著に表れてる感じしますね

ウダウダ話しましたがざっくり説明すると人間みんな顔が違うように、髪型、髪色も全く同じは無理ってことです。

いやいや、雰囲気くらい似せれるでしょって思う方もいると思うのですが、お客様が思ってる以上に髪質のちがい(素材)問題は難しいことなんですよ。

例えばちょっとした整形で長澤まさみになれるかと聞かれればほとんどの人がそれは無理でしょって言いますよね?

髪質もそれと一緒なんです。

でもこの問題が髪の毛になった途端みんなわからなくなるんです写真と同じになるって思っちゃう)

顔の造形=髪質みないなもんです

顔のパーツ位置、輪郭、目の大きさ、人の顔って千差万別ですよね?

それくらい髪の毛って人によって違うよ、ということです。

だからちょこっといじくったところで長澤まさみにはならんのです

その②

もうひとつの原因は普通に美容師が下手くそってパターンなんですが、それはもう、、

それ以上説明しようがないんであきらめて下さい。笑

美容室、美容師選びで失敗してる問題

もうひとつの問題としては、最初の美容室選びで失敗しているパターンです。

皆さん美容室はどんなところか?と聞くと髪の毛切って、染めて、パーマかけて、ストレートかけて、ヘアセットもして、とこんな感じでイメージすると思うのですが昨今は違います。

令和になって特化型美容室というものが増えてきました。

例えばみんな大好き『髪質改善』ですね。これは超ざっくり言うと髪の毛をストレートにして綺麗にしましょう、というメニューです。 

最近このメニューの特化サロンが増えてきてますね。

要は『うちはストレートメニュー専門店でっせ』

って謳っている店のことです

これに加えて、

パーマ専門店

メンズカットパーマ専門店

カット専門店

カラー専門店

白髪ぼかし専門店

ハイトーンカラー専門店

ヘッドスパ専門店、、etc

などなど、上記以上に各分野に特化した美容室が増えております。

ちなみに当社は『カウンセリングとカットとカラー専門店』と『ハイトーンカラー専門店』と美容室部門でも分けています(各店舗パーマメニューはなし)

これは各分野を専門的に取り組むことによって、そのメニューが欲しいお客様の満足度、リピート率をあげることが目的となっております。 

ビジネス的な話しを抜きにして、美容師にも技術の好き嫌い、得意不得意はありますからね

そんな中、各分野のプロフェッショナルが最高のクオリティーで写真をsnsに投稿します(例えばショートヘア)

それを見つけてその画像を保存して今度これやりたいって思う人がいる(ショートヘア希望の人)

それを普段通っている『ショートカットを推していない』美容室に持っていってオーダーする

ショートカット特化美容師じゃない人が担当して写真とは違うショートヘアになる(髪質とかは抜きにして)

お客様発狂

sns晒し

安定の炎上

という流れが出来上がっておりますw

ショートヘア専門店特化の店でカット10000円と、オールマイティこなす美容室のカット5000円では、クオリティーも当然変わってくる話です。 

ファミレスで高級フレンチを出してって言ってる感じですね

ファミレスはメニューに乗ってる料理だけだし、食材固定で素材も粗方調理されてるんで加熱して加工するくらいで

(その代わり豊富なメニューがありそれを素早く出せるのがウリ)

そこでメニューにも載ってない高級食材ふんだんに使って手間暇かけまくった『手長海老のエチュベ』を食べたいなんぞ無理な話です。

僕が店長ならグランメゾン東京にでも行ってこいやー!言うてすぐ帰らせますね

要は『餅は餅屋』です。

画像のスタイルを作った美容室に行くのが正解・・・?

この問題をさっさと片付ける方法のひとつがそのモデルを担当した美容師にやってもらうことです。

だってその人が切って染めてるなら間違いないですよね? 

ほらもう解決じゃないですか。はいよかったよかったー

となるのは運がいいか髪質がいいかのどっちかですね

まぁ現実はそんな甘くないです。

そのカリスマ美容師たちでさえ、髪質と骨格には絶対に逆らえませんからね

似た雰囲気には作れるかもしれませんが、同じ切り方、同じカラーレシピを使ったところで一緒にはなりません

奇跡的に骨格や髪質が似ていれば完コピも可能ですが、めったにそんなことはありません。

かなり前ですが某カリスマ美容室が某有名モデルを使ったカラーレシピを公開してて、『これであなたもOOちゃんとお揃いの髪色に♪』とかやってましたけど、案の定全然同じ髪色になってないやんけーいうてクレーム来まくってプチ炎上してましたからねw

そのカリスマたちでさえ素材(髪質)は超えられないってことです

さんざんあれやこれやと言っておいて何ですが、なりたい画像と一緒はほぼ無理です。

夢も希望もありません。

だって無理なもんは無理ですから。

ですがオーダーした画像の雰囲気には似せれます。

ショートヘアならショートヘアが得意なサロン、ハイトーンカラーならハイトーンが得意なサロン、ないたいイメージを得意とするサロン(または特化美容師)に行くことが絶対条件です。

そしてしっかりカウンセリングをして傾聴力と技術力のある美容師にやってもらうことが前提条件となります。

なりたいイメージ画像を見せても失敗しない方法

・最低でもなりたい画像のスタイルを得意とする美容室を3〜5件はピックアップする←ここ1番大事

なりたいイメージをそのスタイリストが得意としているかどうか、snsやホームページなどで調べる(あと自分と相性がよさげかどうか、外見とか清潔感とか)

・予算をケチらない(高単価サロンは技術力がある美容師が多数在籍していることが多いし、カウンセリングに時間をかけてくれる)

・これにしてくださいじゃなくて、こんな風なスタイルが好きですって何枚か用意しとく(ジャンルはバラバラでオッケー)

・逆にこんな感じは嫌だっていうスタイル画像も持っていく(失敗を防ぐため)

これくらいして、ようやく何となくその画像の雰囲気に似せることができます。

ただ100%一緒にはまずならないのでそこはあきらめてください。

しかも希望したスタイルが似合う似合わないはまた別の話しになってくるので、そこは担当する美容師さんとしっかり話し合って決めることがいいでしょう。

あと予算がーとか、家から遠いからーとか、そのあたりをケチってしまうとだいたい失敗するんでそのあたりも気をつけてください。

安くて仕上がりもよくて接客もいい美容室なんて、年収1000万越えで180センチ以上ある細マッチョ優男イケメンと道端で偶然出会って仲良くなるくらい難しいですよ

そんなお店を探す労力こそ、無駄オブ無駄。

まずみつからんので金もったいねーです

そんな幻想を抱くより、あなたの髪質となりたい像をしっかり擦り合わせて、的確にアドバイスできる美容師を探す方がよっぽど得策です。

今回のまとめ

・画像と100%一致のヘアスタイル、カラーはほぼ不可能ということを知る

画像と限りなく近づけたい場合はそのスタイルを作った美容師に担当してもらう。

・近場ですませたい場合は、なりたいイメージを得意とする美容師、またはそのイメージに特化した美容室に行く。

・しっかりカウンセリングをしてくれる美容室を選ぶ

・料金をケチらない

 

以上となります。

 

長々となりましたが、少しでも美容室選びの参考になればと思います。


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