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【高価格サロン】と【低価格サロン】の違いって何?みんなが気になる料金のこと

こんにちは。香川県高松市常磐町でフリーランス美容師として活動している勇太です。

瓦町駅から徒歩2分の「hair adlib」という美容室に現在所属しています。

『フィクションヘアー』と『ナチュラルヘアー』の2つの独自の視点を持ち、ライフスタイルに合った髪型を提案しています。

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みなさん美容室選びはどのような基準で選んで(通って)ますか?

・美容師の人柄や腕が気に入っている

・店の雰囲気がいい

・家から通いやすい、アクセスがいい

・料金が安い

・ネットや知人の紹介

・なんとなくetc.

 

基準は人それぞれだと思います

今回はその基準のひとつである、美容室の【料金制度】について少し話します。

地域性にもよりますが、美容室の料金はピンキリです

カット料金1000円のところもあれば、50000円する美容室もあります(海外だとカットだけで10万円とかも)

いわゆる【高価格サロン】と【低価格サロン】てやつですね

美容室って何でこんな料金の差があるの?って思ってる方も多いと思います

なので、今回はその違いをざっくり説明していきます。

髪の毛と直接関係ない話にはなりますが、美容室選びの基準になってくるところなので、読んでおいて損はないと思います( ˙꒳​˙  )

時間(タイムコスト)=料金

【高価格サロン】と【低価格サロン】の明確な違いはこの部分にあります

全てが時間=料金ではないのですが、この部分の差は必ずあるので、出来るだけ簡潔に説明します

例えば、月の売り上げ目標を100万としたら、単価をいくらにすればいいのか? 1日の客数は何人まで取れるのか?

それをひとりで回すのか、人を雇用するのか…

そのあたりは経営者の方針(高級サロンにするか低価格サロンにするか)で決まります。

具体的な例を見てみましょう

高価格サロン…カット料金8000円  1時間で8000円の売り上げ

低価格サロン…カット料金2000円  1時間で8000円の売り上げ

中価格サロン…カット料金4000円 1時間で8000円の売り上げ

どちらも同じ1時間8000円の売り上げる3つのサロンがあったとします

※3つとも1時間の売り上げを同じにしましたが、実際はそんな単純ではありません

 

高価格サロン(カット8000円)の場合は、来店〜退店までひとりのお客さんにじっくり時間を掛けます

カウンセリングと施術、スタイリングからアフターフォローまで、1時間の枠をしっかり使って仕上げます。

低価格サロン(カット2000円)は1時間の枠の中で4人を仕上げないといけないので、主にアシスタントと連携して施術をします

お客さん1人に掛けれる時間は10分〜15分くらいですね

なので、かなりスピーディな施術が求められます。

その間の中価格サロンもあって、カット料金は4000円前後です

1人に掛けれる時間は30分くらいでしょう

僕の住んでる地域はこの辺りの料金が多いです。全国的にもこれくらいが相場な気がします

中〜高級の間なので、サービスはちゃんとしているところが多いですね

つまり【高価格サロン】と【低価格サロン】では1人に掛けられる時間が全く違うってことですね

高価格サロンは、じっくりお客さんひとりに施術やサービスの時間を設けれますが、低価格サロンはそうもいきません

店の回転率を上げないと、売り上げが上がりませんからね

当然仕上がりのクオリティーも、高価格サロン>中価格サロン>低価格サロンです

高級な寿司屋で目の前で新鮮なネタを握ってくれるところと、回転寿司とじゃクオリティーが違うのは当然です(どちらがいい、わるいは置いといて)

ここでは単なる、【時間=料金】の仕組みだけを説明しました

+α(技術やサービスなど)は後で話しますね。

高価格サロンと低価格サロンの商材コスト(薬剤)は差がない?(゚д゚)

みなさんが料金の差を感じているところはこの部分が多いと思いま

しかし意外や意外、実はこの部分はそんなに変わらなかったりします

これはどういうことかと言うと、単純に高価格サロンと低価格サロンも同じ薬剤を使っているところが多いからです

僕もだいぶ昔に低価格サロンで働いた経験があるのですが(仕事が雑すぎてソッコーでやめた)、普通に高価格サロンも扱う薬剤を仕入れてました

低価格サロンは回転が命なので、スタッフ人数も多いし、店も広いところが多いです

そして当然、薬剤の仕入れも大量です

大量発注になると割安になるから、お得なんです

カラー剤に限らず、日本が出してるメーカーの薬剤って基本どれも品質はいいです=安い薬剤でも充分クオリティ高い

海外と違って薬事法とかも厳しいし、ヘタな成分が入ってるヤツなんか絶対認可おりませんからね(そもそもぶっ飛んだ価格の薬剤自体がない)

実際に高い薬剤と安い薬剤も試しましたが、使い勝手が変わるだけで、結果はほぼ変わりません

イルミナカラーやスロウカラーにオーガニックカラー、いろんな名前のカラー剤出てますけど大して変わりません。

ぶっちゃけ商品名とブランド料です

それに、断トツで発色がいいカラー剤とか、1回塗るだけで100%つるつるになるトリートメントとかがあれば、みんなそれ使ってますって(苦笑)

結局、美容師側の使い方と腕次第。

あと髪質(笑)

1回の施術でも、前処理とか含めてせいぜい数百円程度の差でしょう(メニューにもよるけど)

ということは薬剤がほぼ一緒なら、時間=料金だけで価格がこんなにも違うの?ってなりますが、技術とサービスに大きな違いがあります。

技術料とサービス料

先ほどチラッと言いましたが、お客さんひとりに設ける時間が違うということは、それだけ仕上がりやサービスに差があると言うことです

高価格サロンでは、お客さんにひとりひとりに丁寧なカウンセリングと施術、ドリンクやゆったりした空間のサービスなどを提供できます(中価格サロンもやっているところはあります)

しかし低価格サロンは価格が安い分、サービスの内容は省かなければなりません

とにかく数を回してなんぼなのです

もちろん、限られた時間内で最高のモノを提供したい、という美容師側の努力もありますが限界があります

本来30分かけて切るところを、10分で切ったら仕上がりはお察し…

決して

【カット時間が早い=下手、手抜き】ではありません

早くてもカット上手い人はいます

しかし、クオリティの高いスタイルを目指すならそれなりの時間は必要です

それにカットだけではなく、カウンセリングやアフターフォロー(スタイリングのやり方や手入れの方法)の時間も含まれます

それらをお客さんにわかりやすく、丁寧に伝えると普通に15分以上掛かりますからね

低価格サロンで、それ全部やってたら赤字まっしぐらです(苦笑)

それぞれのサロンによってサービス内容は違いますが、高価格サロンに寄っていくほどフリンジサービス(施術以外のサービス)も豊かになると思って下さい。

 

あと1番大事なところ、技術面ですね

なんと言っても、美容師は技術が【命】です

技術を持ってない美容師がお客さんに選ばれることはありません

カット10000円の高級サロンになると当然高い技術力は前提で

さらに人間性や接客の仕方、全てにおいて高いレベルじゃないと難しいです

あと知識も求められますね

高価格サロンは知識を買いに行くところ、とまで言われてます

つまり『お金うんぬんじゃなく、この人じゃないとだめ』とお客さんに思ってもらえるくらいの満足度が必要。

圧倒的自信と、技術力と知識、そして付加価値などが求められます

個人的な意見ですが、ヘアスタイルの基盤はやはりカットだと思っています

どんなカラーやトリートメントが流行ろうが土台の髪型がしょぼいと台無しですからね

僕はカットに1番時間と労力を費やしたし、どの時代にも不変な技術だと思っています

そもそも世間のカット料金が安すぎです(苦笑)

長く培った経験と技術、知識を買うと思えばそれだけの価値は充分にあります。

カラー剤やトリートメントは原価というものがあるので単価を上げる口実にもなりますが、技術で値上げするというのは本当に自信がないとできませんからね

高価格サロンの美容師は『わたしのカットの値段はこれです。だって上手いから。』って堂々と言える人がほとんどじゃないでしょうか。

もちろん、低、中価格サロンの間でも、上手い人は探せばいます(見つけられた人はラッキー)

技術があるので、そういう人はいずれ独立するか、何らかの事情があってそこのサロンに勤めてる人が多いですね。

それぞれの違いとまとめ

中〜高価格サロン

・総合して技術力が高い

・接客など精神的なサービスがしっかりしている

・ひとりひとり、時間を掛けて丁寧に施術をしてくれる

・カウンセリングやアフターフォローなどがしっかりしている

・ゆったりとした空間やフリンジサービス(ドリンクメニューがある、など)が豊か

・料金が高い

 

低価格サロン

・技術力は人による(当たり外れが多い)

・施術時間が限られているのでひとりに時間をかけれない

・カウンセリングの時間が短い、アフターフォローがないところもある

・大型店舗で回転数が早いので店がバタバタしている

・フリンジサービスがないところも多い

・接客が疎かになりがち

・料金が安い

美容室選びで失敗しないためには、自分に合ったサロンを選ぶこと

低価格サロンで細かいオーダーをしたり、難易度の高いカットやカラーの施術等を行うと、だいたいうまくいきません

『どこそこの美容室に行ったら失敗された!最悪! 下手くそ! きー!(`ㅂ´)』

なんてヒステリー全開で阿鼻叫喚してる人がいますがそんなの当たり前なんです

なぜなら低価格サロンからしたら、そこまであなたに時間を掛けてはいられないのです

それは低価格サロンの構造上、仕方ない部分でもあります

中にはなるべくお客さんにしっかり時間を掛けてあげたいって美容師もいますが、実際それやってたら上から怒られますからね…

僕はそういった経験があって嫌だったし、実際仕事のクオリティも下がっちゃうんですよね

美容師からしても(そこまでこだわりがあるなら高価格サロン行ってくれよ…)というのが本音でしょう(笑)

なので低価格サロンに行く場合は、ある程度割り切ることも必要です

髪の悩みがなかったり、髪型とかどっちでもええわーって方なら問題ないと思いますが、デザインのこだわりが強い方や、髪の悩みを真剣に解決したい方は高価格サロンに行くことをおすすめします。

さらにそこからサロンによって得意、不得意の技術がありますからね

店のHPをチェックしたり、SNSとかブログを見てどんな美容師なのかをしっかり見極めてから行くことが大切です。

美容師との相性もあるので、最終的には“運”ですけどね…(-人-)

 

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