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自分に【似合う】ヘアスタイルを見つけるコツ

こんにちは。香川県高松市常磐町でフリーランス美容師として活動している勇太です。

瓦町駅から徒歩2分の「hair adlib」という美容室に現在所属しています。

『フィクションヘアー』と『ナチュラルヘアー』の2つの独自の視点を持ち、ライフスタイルに合った髪型を提案しています。

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今回は【似合わせ】について書こうと思います

美容師がヘアスタイルを作るにあたって、避けて通れないのがこの【似合わせ】です

結論から言います

美容師が決めることではない。

【似合う似合わない、そんなものは自分が決めること】

ということです。

初っ端から『なんやそれ』的な答えが出てしまいましたが、もうしばらくお付き合いください(笑)

毎度おなじみですが、今回も僕の独断と偏見と持論全開の記事です

『んなことお前に言われたくねーよ!』て思った方はそっ閉じてください( ˘ω˘ ) スヤァ…

では、さっそく本題へ。

【似合わせ】とは何か?

美容師をしていれば必ず通る道、【似合わせ】

9割の美容師はこれに命を賭けてると言っても過言ではありません

初回でわけわからん頭にされたら、そこの美容室にはもう2度と足を運ぶことはないでしょう。゚(゚^ω^゚)゚。オワタ

しかし、その”わけわからん頭”も作った美容師からしたら、最高の似合わせができた!(・∀・)とか思ってるかもしれません

そこでもう一度、その【似合わせ】についてしっかり掘り下げていきましょう

 

まず“似合っている”とは何か?

似合う=相応しいということですが、人によって捉え方はそれぞれって感じですね

自分が気にいること?

自分らしい?

馴染んで見える?

はたまた周りに褒められること?

どれも主観的ですね

そこで、具体的な例を2つ上げます

ひとつめは、『今の髪型は好きやけど、周りから似合ってないって言われるんでイメチェンしたい』っていうオーダー

こういうケースは意外と多いです

僕個人としては今の髪型が好きなんやったら、そのままでいいんちゃう?って思ってしまいますが…まぁそこはイメチェン希望なんで頑張ります(笑)

で、イメチェンした際に自分的には似合ってるかわからんけど、周りからは似合ってると絶賛されました!

これからはこれで願いしますっていうパターン。

ふたつめは、周りからは似合ってないと絶不評を浴びながらも、私はこれが好きなんだ!!ってずっとその髪型にしてるパターン

後者は自分の好きなスタイルをひたすら貫き、前者は周りの評判に左右されながらも、最後は自分の意思で決めています。

つまり何が言いたいかというと、自分の好きなよーにすればいい』ってことです。

個人的な話ですが、僕はレザーとクロムハーツが大好きです

どんな寒い冬であろうが革ジャンで過ごす変態ですし、クロムハーツも365日首に巻きつけている、永遠の厨二病でもあります

お客さんに『クロムとかめちゃ似合いそうですね!?』とかもよく言われます(いや実際付けてますがな…)

それは僕がクロムハーツに相応しい服装や雰囲気はどんなものだろうか?と無意識に合わせているからだと思います

年中シルバー付けてたらそういう『イメージ』が定着するものです

ヘアスタイルも一緒です

芸能人でいうと、ダウンタウンの松ちゃんとか、カズレーザーとかがそうですね

彼ら色味の入ってない金髪ですよ?(笑)

本来の日本人の顔色と合うわけないんですよ

でも世間はその金髪も含めて、その人の『キャラ』として見てます

これもイメージの定着です

人の目は慣れるものなんです

好きなヘアスタイルを突き通せば、自分の『キャラクター』にまで昇華することも可能です

なので、ショートヘアが好きならショートヘアが相応しい自分になればいいし、ハイトーンカラーが好きならそれに合わせたメイク、服装をすればいいんです

【相応しい】【らしさ】なんてものは自分で作っていくものです

みんな憧れる、最初からしっくりくる【私だけのヘアスタイル♪】とかいう都合のいいものはこの世に存在しません

生まれ持った髪質に加えて、好み、趣向、それらの積み重ねで今の“髪型”があります

だから最初からしっくりくる髪型なんてあるわけないんです

それに髪も服装も、年齢を重ねるとその時々で趣向が変わるじゃないですか

髪型にライフスタイルを合わせるか、ライフスタイルに髪型を合わせるか、好きなよーにしたらいいんですよ。

最終的に決めるのは周りではなく、自分自身です。

努力をして、なりたい自分になることが1番似合うのですᕙ( ˙꒳​˙  )ᕗ

ただし、そこには【髪質】という超えられない壁があるんで要注意です。

【似合わせ〇〇♪】は危険

少し話が逸れますが、みなさん美容室選びする時ネット見ますよね?

そしたら必ず見たことがあるワードがあると思います

【似合わせ小顔カット】であなたにぴったりなスタイルを提案♪

【似合わせカラー】であなただけに合う透明感ヘアカラーを♪

↑こんなやつですね( ゚σω゚)

ホットペッパーとかでサロン選びする際に出てくるワードはだいたいコイツです

『新しい自分に出会えるかな??』ワクワク…

とか呑気になーんも考えないで行っちゃうと、えらい目見ますよ(笑)

【似合わせ〇〇】←これ、要注意ワードです

 

僕は髪を切る時に、顔の造形や輪郭が最重要ポイントとは思っていません。

大事なところではありますが、もっと別のところを見ています

何故かというと、髪型診断というのはただのテンプレートでしかないからです(言わば定型文のようなもの)

丸顔、ひし形、卵型、逆三角形、それぞれに合わせた髪型診断みたいなもんがあります

雑誌とかネットでよく見るアレですね

アレは似合う似合わないじゃなくて、造形学的にバランスが取れるよ、というのを示しています

理論上、当てはまるところはあると思いますが鵜呑みにするのはよくありません

実際にそのテンプレート通りに切ったところで、似合う似合わないなんて全くもって”別物”ということだからです

『丸顔だから、ひし形シルエットが似合います!』つって気合い入れて切ったところで、その人が気に入らなかったらそれで終了です(笑)オツカレサマデース

それに100人中100人が似合ってる!っていうヘアスタイルなんぞ存在しませんから

人間は趣向、好み、その時々の感情を優先する生き物なので、一概にそうはいかないのです

そもそも【美容】というもの自体に正解がありません

すなわちA=Bとかいう公式も存在しません

美容雑誌や専門書とかもそうですけど、みんな言ってることバラバラじゃないですか(笑)

決まった公式あればみんなそれやってますよ

丸顔だからって、じゃあ一生ひし形ショートにするのか?って話です(苦笑)

信念や情熱を持って【似合わせ】にこだわっている美容師の方なら素晴らしいと思いますが、何も考えないでやってる美容師が多いのもまた事実

自分の頭を他人に任せるって、本来すごい抵抗あることやと思うんですよ(しかも金まで払ってるわけで)

失敗されたくなかったら、安易に【丸顔さんは〇〇がいい♪】とか世に蔓延ってるテンプレートを鵜呑みにするのはやめましょう

できる、できないを優先に

先ほど僕は顔の造形ではなく『もっと別のところを見ています』と言いましたが、それはその人の髪で【できること、できないこと】を最優先として、見ているからです。

この判断をすっ飛ばして【似合わせ】なんぞできるわけがありません。

土地を見ずに、いきなり家を建てるようなもんですよ(苦笑)

どんな土地かで、どういう家が建つかって大体決まるじゃないですか

【土地=髪質】で【家=髪型】みたいなもんです

土地は整備することができますが、髪質はそうはいきません

髪質(土地)に合わせた髪型(家)を作るのが最優先です

土地に逆らって建てた家なんて、どうなるか分かりますよね?

そんな家ソッコー崩壊ですよw\(^o^)/オワタ

髪も一緒です

なんで土地(髪質)をしっかり見て、その上でどうするかを判断します

少し前の文で【髪質】という超えられない壁がある、と言いましたがまさにこの通りです

ヘアスタイルというものは髪質でほぼ決定します。

髪質に逆らえば失敗して扱えなくなります

そこに無理矢理デザインを優先すると、毎朝1時間くらい掛けてセットするハメになりますよ。

つまり、自分がしっくりくる(であろう)髪型に挑戦したくても、髪質がそれをクリアしてなければいけません。

例えば前髪を作った方がしっくりくると思うけど、クセがあったり分け目がついてて、パックリと割れてしまうという方

そういう方に前髪を作っても割れるし、うねるだけです(生え癖の問題だからどーしよーもない)

これは無駄にセットする時間が増えて朝苦労するだけですね

もちろん、セット込みで出来る人なら全然いいと思います

しかし現実は甘くありません

朝早起きして、前髪全部濡らして、ブローして、スタイリングして、スプレーでキープ!みたいなん毎日できます?(苦笑)

いや無理!ってなるんがオチなんで、できないことは素直にやめておきましょう

みんな面倒臭いことってしたがりませんから

分かれるもんはどーしたって分かれるんで、無理に作る必要なんてありません

それに前髪分けたくても、おでこが狭くて分けれないって方もいるんで、逆もまたしかりかなと。

配られたカードで勝負してこそ自分

無い物ねだりとはよく言ったもので、人は自分には”無い物”を欲しがります

硬毛の人は軟毛に憧れるし、軟毛の人は硬毛に憧れるもんです

実際に努力をして手に入るモノであればまだしも、髪質というのはそうはいきません

ある程度、努力(スタイリング)でカバーできるモノが大半ですが、髪質的にどーやっても無理な場合もあります

ならば”無い物”を求めるより、“ある物”で勝負しましょう。

その方が失敗のリスクはぐんと減るし、自分で再現しやすくなります

髪質に逆らわないってことは、自分本来の髪質で出来るヘアスタイルにすることです

できない髪型に時間割いて悩むくらいなら、配られたカード(生来の髪質)で勝負する方が効率いいですよ

それにそっちの方が“自分らしい”と思いませんか?

その上で、好きなようにして、なりたい自分になればいいんです。

 

ちょっと長くなりましたが、ここまで読んでいただきありがとうございます

いち美容師のボヤきではありますが、長年美容師をしてたどり着いたひとつの答え、だと思ってます

『似合う、似合わないは自分で定義するもの』

なりたい自分を目指して、共に頑張りましょう

そのお手伝いは僕に任せてもらえれば、と思いますᕙ( ˙꒳​˙  )ᕗ

ちなみに僕は『全部お任せで!』って言われると、やったるでぇー!なりますが、都度カウンセリングはしつこくするんでその辺りはご愛嬌、ということで(ㅅ˙³˙)

 

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